自己分析に悩む人へおススメな一冊
自己分析本といえば梅田幸子さんのこの本。
本のタイトル通り、『最強の』自己分析本はこれ以外にない。
この一冊があれば、一生自己分析には困らないと思う。
それくらい中身が濃い。
『自己分析か、就職する時にしたな~』という人に是非、読んでほしい本がこの一冊です。もちろん今、自分は天職についていて給与も有り余っていて自由に毎日楽しく好きな仕事をしているから何の不満も無いよ!なんて人には不要です。
(多分そういう人はこのブログを読んでいないと思うので、もし何かの縁で読んでいるなら、これ自分の分析だけじゃなく、採用活動やスタッフのマネジメントにも多いに役立つ事をお伝えしておきます。※これは別記事で解説)
さて話を本にもどします。5月に入って『転職したいな』とか『今の仕事で本当に良いのだろうか』と少しでも頭によぎっていたそこのアナタ。
そうアナタにこそ、是非手にとって読んでみてほしいのです。
日本人には自己分析が必要
仕事選びを失敗する理由がわかる。こうしたらいいよの前に、これを辞めましょうとしっかり書いてくれている親切な本と言うのは、少ない。当たり前すぎて忘れがちな事をしっかり書いてくれている。
仕事が辛くなる理由のひとつに、自分の興味関心より他者貢献を考える人が日本にはとにかく多い。決まってそういう人はいい人です。
やさしくて、相手への気配りを忘れない。
それで人生楽しんで健康ならいいのだけれど、日々何かが足りない。なぜか満たされない、調子が悪い……という方に読んでほしいです。
自己分析は一日では終わらない。というのも学生時代にしかやっていないという人は、この本の方法だと社会人になってからの棚卸をじっくりする必要があるからです。
逆を言えば、本気でやると自己分析は、めちゃくちゃめんどくさい。でもやり遂げた先にすごい未来が待ってる。
私はこの本に出合ってから、面接に落ちることが無くなりました。もちろん落ちる事はあるのだけれど、落ちるときは速攻その場で教えてもらえます。
「あなた、うちの会社はあわないわ」なんて言ってもらえます。ちょっと面白いくらいに、はっきりわかります。
強みと才能を理解するという事は、弱みと欠落もがっつり自覚して言語化するのでミスマッチが起こらない。
働きだしてから、なんか違う…という状況にならないのです。
おちる時でさえ面接で盛り上がって、あなたうちじゃ勿体ない。〇〇さんの会社を紹介してあげるよ!とか◇◇さんのところにいってみて!何かみつかるから!と名刺や個人情報を貰いまくって、謎に次のご縁をいただけるようになりました。
圧迫面接なんてもちろん会う事もなかったんですけど、なんだろうこのすべての人が応援してくれる感じ……世界ってこんなにやさしさと愛にあふれているのね……という、まるで旅先で出会う一期一会のような。
この本を読んでからは、面接がそんな素敵でしあわせなひと時に変わりました。
なんか脱線してしまったので話を自己分析に戻します。
自己分析は一生必要
どれだけ集中して頑張っても、読むだけでは済まないです。ワークのボリュームがすごい。その上この本は珍しく、この本に書かれているワークをすれば一冊で完結します。つまりガッツリ必要なことが全て書かれている。
梅田幸子さんが伝えたい事って、日本人がしあわせに生きる為の方法なんだな~と読み終わったあとはすごく幸せになります。
読み物としても、もちろんよみやすくサラッと読めて楽しいです。とりあえずでもいいので知っておけば、何か躓いたときの心の支えになります。
ただし読みやすいからこそ、しっかり中身に取り組んでほしい。読んで終わりではもったいないです。そういう本って現代の世の中には、多くないと思います。
繰り返しますが、いわゆる自己啓発本や成功本と違ってありがたいのは、著者はコンサルティングやセミナーをしているけれどそれをわざわざ受けなくてもちゃんと完結する事。
もちろん大切なのは本を読む事よりも日々、仕事をしながら色んな経験をすること。毎日ふりかえって、苦手な事は手放して人に頼み、自分の得意な事や好きなことを追及していくのは必要です。行動ありきなんだけどその前の大切な在り方(BE)とか心の持ち方とか身体の事まで書いていくれている。
鬱からの復職にも、参考になる事がてんこもり。盛沢山だけれどシンプルなんです。
頑張ってもうまくいかない人や、天職なんて自分には無い!と思っているけれど諦められない人に是非読んでもらいたい一冊です。
ちょうとGW前という事で、五月病予備軍なのか仕事に関する相談や明らかに身体から来るもの(睡眠不足や食生活)と他人が見れば一目瞭然なんだけれど、自分では気づきにくいよね……なんて相談があったので、おススメの一冊をお知らせして喜んでもらえるのも良いよね~と。
学生時代に自己分析の本がありすぎて選べなかったり、社会にでてからも好きなことが分からないのでどうしようという話を聞くたびにすすめる本って他にないです。